おしらせ : 世界初 低濃度オゾン水による 新型コロナウイルス不活化を確認
投稿者 : manager 投稿日時: 2020-09-24 08:32:26 (1213 ヒット)

藤田医科大学の村田貴之教授(ウイルス・寄生虫学)は、手指消毒等に安全に使用できる低濃度のオゾン水による新型コロナウイルスの不活化を発表しました。これまで高濃度(10 mg/L)での有効性が報告されていますが、低い濃度での効果については明らかにされていませんでした。今回我々は低濃度(2.0 mg/L以下)のオゾン水がSARS-CoV-2に対して効果があるということを、世界に先駆けて実験的に明らかにしました。本研究は新型コロナウイルスへの感染対策としてオゾン水を使用していくための重要なエビデンスとなります。

大学によると、オゾン水は保存できないため、使うたびに作る必要があるが、水と装置があれば比較的簡単に生成でき、消毒用アルコールが不足した際の備えにもなるとのことです。パンデミックに際しアルコールの在庫が不足するような事態となっても、水と装置があればオゾン水は生成できるので、オゾン水生成装置は有事に対する備えにもなると考えられます。湯沢由紀夫病院長は「紫外線やオゾンガスなどと併せ、新たな消毒ツールがそろった。うまく活用していきたい」と話されました。