動的衛生管理システムを

環境整備プラス製造過程のモニタリング

HACCP (Hazard Analysis and Critical Control Point の略)あるいは、ハサップという言葉を耳にするようになりました。これは、衛生管理の手法で、原料の入荷から製造・出荷までのすべての工程において、あらかじめ危害を予測し、その危害を防止(予防、消滅、許容レベルまでの減少)するための重要管理点(CCP)を特定して、そのポイントを継続的に監視・記録(モニタリング)し、異常が認められたらすぐに対策を取り解決して、不良製品の出荷を未然に防ごうというシステムです。
従来の衛生管理は、「きれいにすれば安全な食品が製造できるであろう」との考えのもと、製造する環境を清潔にするという、製造環境の整備や衛生の確保に重点が置かれてきました。
そして、製造された食品の安全性の確認は、主に最終製品の抜取り検査(微生物の培養検査等)により行われてきました。
この方法だと、 危険な食品が、市場に出て食中毒を引き起こす可能性を排除することができません。そこで、従来の管理手法にプラスして、個々の食品の製造過程を動的にモニタリングして問題を未然に防いでいこうというシステムが考案されました

前提としての環境整備

HACCPの前提としてあるのは、製造環境の整備であることは言うまでもありません。
●昼間 オゾン水の使用による食品などの殺菌、紫外線殺菌システムで作業空間のクリーンアップ
●夜間 気相オゾンの燻蒸による作業空間の徹底浄化

というオゾンガス・オゾン水システムと、紫外線殺菌システムによりクリーンな環境を実現します。
作業空間のクリーンルーム化ということも(コストを考えなければ)可能ではありますが、クリーンルームがそもそも、埃などの進入を防ぐための閉鎖的な空間という意味合いがあり、食品施設などの場合、そのクリーンルームが汚染されたとき、どうにもならなくなるという弱点を持っています。
現実的には個々の食品の製造過程を、残留性のないオゾン(水・ガス)・紫外線を活用する、動的な殺菌システムの構築が必要とされます。

         

初期のハザードポイントは
原材料の洗浄


HACCP管理の初期または最初のハザード(危害要因)は、原材料の洗浄方法にあります。この場合、薬品の代替としてオゾン水濃度の変動が少ないシステムの導入が不可欠です
当社のベガJr・ニューベガ・ベガDXにおける、オゾン(水・ガス)生成装置のコンセプトが、食品の製造工程のスタート時の問題解決にまず寄与し、HACCP管理システム構築にあたり、薬品の代替として不可欠な、オゾン水濃度管理用、UV式デジタル濃度計を標準装備しています。
 
 
         
品 番
●ベガJrTTB-3000M
※旧仕様TMB-3GNK
●UV式デジタル濃度計、標準装備
●オゾン発生量 3,000mg/H
●酸素発生装置(PSA)装備

設置規模
●100坪(業務用)
●オゾン水量3~45L/分
●オゾン濃度 MAX1.2ppm

特 徴
●トルネード式オゾン水混合方式
により高濃度オゾン水を安定供給。
●オゾン(水・ガス)独立濃度コントロール。

設置形態
●壁掛け、100V400W

 

品 番
●ニューベガ TMO-25NA
●オゾン発生量 3,000mg/H
●酸素発生装置(ロータリPSA)装備

設置規模
●100坪(業務用)
●オゾン水量 6~25L/分(増量システム有)
●オゾン濃度〔0.6・1.0・1.5・2.5〕ppm

特 徴
●ロータリィPSAによる静音設計。
●銀イオンで大量のオゾン水をさらに抗菌。
●オゾン(水・ガス)独立濃度コントロール。
●水量によって濃度が変わらない。

設置形態
●据置又は壁掛け、100V400W

  品 番
●ベガDX TTB-5000M
※旧仕様TMB-5GNK
●UV式デジタル濃度計、標準装備
●オゾン発生量 5,000mg/H
●酸素発生装置(PSA)装備

設置規模
●170坪(業務用)
● オゾン水量5~45L/分
●オゾン濃度 MAX2.0ppm

特 徴
●トルネード式オゾン水混合方式により 大量の高濃度オゾン水を安定供給。
●オゾン(水・ガス)独立濃度コントロール。

設置形態
●壁掛け、本体:100V500W
 (希釈ポンプ:100V400W)